2004.02.21~02.26 – でか山車輪新調(上塗り)



2 人がかりでの作業になりました。基本的に芯材の磨きが手元から遠くなるので難しい気がします。機械もガタガタ揺れながら動くのでやはりプロですね。



磨くと言っても結構な作業量ですね。ずっと立ち作業なので腰にきそうです。出来ることなら持って帰り、自分の作業場で仕事をしたいと言っていました。運ぶだけでえらいことになるので無理だとも言っていましたが。表面状態をチェック中です。手の感覚で確かめていました。そういえば、宇宙船の製作チェックでもヒビ割れなどを探すのには手の感覚が有効だそうです。技術の進歩も職人の感覚にはかないません。



外駒の段差の場所は小さな砥石で磨いていました。一休みしていたところで漆を磨くのに使っていた機械の写真を撮影してきました。とりわけ珍しいものではありませんが、記録のために。。



そして作業はまだまだ続きます。外駒部分の磨きが大変そうでした。だいたい 5cm×2cm×1cm の砥石でひたすら円に沿って磨いていきます。機械のように効率が良くないので同じ所を何度も磨きます。



写真のものも砥石でしょうか。こちらは使っている様子がありませんでした。また違う場面で使われるのかもしれませんが。。何にしても大型機械でがりがり作業することもなく手作業が続きます。ちなみに、写真の方は鍛冶町、魚町、府中町と3 町の車輪を漆塗りされたそうです。



機械の裏に水を塗っているところです。車輪の表面にも水を塗っていました。両者に水を塗ってから機械で磨くようですね。