2004.03.10 – でか山車輪新調(朱仕上)



皆さんお待たせ致しました。ついに朱漆の最終仕上げに入りました。これで長かった漆塗り作業もついに完了です。10 日後に迫った竣工式にも間に合いましたね。



漆塗り完了後、軸受部分に化粧リングが取り付けられて完成となります。後のお楽しみは竣工式ということで。



さて、また書くことがほとんどないので、ヨタ話が続きます。つまらないので写真だけお楽しみ下さい。本日もブルーシートの中での作業でした。



朱漆の話をチョコッと聞いてきましたので書いていきます。朱漆は普通の漆に染料を混ぜてつくるそうです。混ぜかたも独特で、石臼をつかって混ぜるそうです。



そのため、同じ色を 2 回作ることはできないそうです。当たり前ですね。分量が同じでも石臼のひき方次第で混ざり方、熱、粒子の粗さが変ってきますので。



また、同じ朱漆でも同じ時間に塗らないと色が変るそうです。つまり、今日は 1 本の車輪を塗り、明日はもう 1 本という作業をすると同じ朱漆を使ってもすべて違う色になるとか。結構面倒ですね。