2003.4.30 – やま作り



でか山はかなり頑丈につくられています。家の構造を思い出す人がいるか も知れませんが、家は動きませんので ;> 当然家よりも頑丈です。



七尾は長期に渡り海運の拠点となっていたので造船関係の仕事が発展してきました。その木造船の技術が随所に取入れられているとのことです。



個人的にでか山の車を作る技術が一番かと思いました。複数のパーツを組合せて繋ぎ目がほとんどわからないようになっています。その上に塗られる漆も防水機能を持つように塗られていたそうです。
ちょっと休憩で「は挺子」の製作模様です。怪我をしないように面取りがほどこされました。



ムシロ張りも大詰めですね。大量に人員が導入され、最後の仕上にかかっていきます。ムシロを張るだけでもこんなに大変な作業なのです。



でか山のラインにあわせてムシロを折り曲げながら一つ一つ丁寧に張られていきます。幕に隠れてしまって見えなくなりますが、万が一でか山に登っている子供が足を滑らせてもムシロが支えてくれます。



結構大変そうだったのは木遣り台に合せてムシロを張るところです。鎌でムシロに切れ目をいれて上手く調整していました。
でか山の両側に「は挺子」をつるす為の「藤つる」を準備しています。