彩祓(ザイ)の作りかた

彩祓(ザイ)は木遣の方々が用いる祭具の一つです。お祭りでもっと目立ちたい方。いつもお祭り気分を味わいたい方。作り方を簡単ですが写真を交えて紹介していますので作ってみましょう。

彩祓の先につける紙飾りをつくります。均等に短冊状に作るため、写真のような木枠を使うと間単にできます。一般家庭には無いと思うので、上手く均等に作れるように定規であらかじめ切る場所に印をつけておきましょう。

色紙は赤、黄、緑、白、紫の順で重ね、上部を糊付けしてあります。この色紙はあとで竹に巻き付けるので糊付けはべたっと付けるのではなく、巻き付け易いように間隔を空けて糊付けすると良いようです。

上部を少し残し、カッターで切れ目を入れていきます。一度に 6 枚を切るのは難しいので一枚一枚丁寧に切りましょう。ここで綺麗に短冊状にしておかないと、仕上がりが汚くなります。

紙飾り完成です。さすがに作って頂いたので(^-^;;)綺麗に出来てますね。糊などでシワになっているとかなりブルーです。

切った短冊を広げるとこんな感じになります。色は赤が上になります。折り目、シワがつかないように丁寧に扱いましょう。

こうして出来た色紙の束を六枚用意しましょう。竹につけるのに裏側には両面テープを切れ込みの入っていない上部に貼っておきます。

できた色紙を竹に巻き付けていきます。仕上がりを良くするためにはしっかりとキツク巻き付けていきましょう。ボコボコしていたり、ゆがんでいたりすると見栄えがわるくなります。

巻き上がったらバラバラにならないようにクギで止めます。まずは穴あけ。

つぎに、クギ打ち。これで振り回しても色紙がバラバラと壊れることはありません。これで半分ぐらいの作業完了です。

カッコよく飾りつけを行います。わかりにくいですが、色紙上部に巻き付ける厚紙、色紙上部を飾りつけする赤い光沢色紙、柄(竹)の部分を飾る光沢色紙と赤い帯状色紙。色紙と柄の境、柄の終端を彩る緑色の光沢色紙を準備します。

まずは白い厚紙を巻き、先程釘打した色紙上部を補強します。どの作業でも同じですが、飾りつけは特に綺麗に行いましょう。

厚紙を巻いた上に赤の光沢色紙で飾りつけします。これで先端部の飾りは完了です。

色紙上部の飾りつけを完了したところの拡大です。柄のところまで光沢色紙を巻き付け、見栄えの悪いところは隠してしまいます。

柄に飾り紙を巻き付けます。作業に熱中して途中の写真を忘れてしまい分りにくいかもしれませんが、勘弁してください(^-^::)竹が見えなくなるように飾り紙を巻き付けると考えてください。

柄の部分をさらに飾るため、赤い帯を巻き付けていきます。できるだけ等間隔になるように巻き付けましょう。

柄の上部、下部に緑色の飾り紙を貼りつけます。この作業で結構シワが出来ました。くれぐれも慎重に。

後は色紙の付け根にでか山のマークの飾りをつけて完成です。府中町は「ともえ」です。結構長かったですね。ご苦労さまでした。

持ち運びをする時には先がバラけないように包装紙などで包んでおくと邪魔にならいので良いです。