朝山の朝焼け

深夜に印鑰神社を出発する朝山は日の出近くまで運行されます。朝日が昇るころには曳き手も観客も世話人も、でか山に登っている子供たちまでへとへとになっていますが、それでも朝山はほかならぬ大地主神社に向かうので気をぬけません。あとひとふんばり!そういうシーンを切り出した瞬間です。

朝山出発

朝山が印鑰神社を出発するのは午前 1 時!月明かりの中曳出される朝山は鍛冶町の宵山の曳き手も集り、通りに歩けないくらいの人が集まります。さあ、でか山本番!といった場面ですね。

食祭市場前からの曳き出し

港は画面左側になりますね。港に舞台(飾り)を向けて停車しています。停車している時には手前から鍛冶町、府中町、魚町の順に並んでいまが、曳き出しの順 番は府中町、魚町、鍛冶町の順番になります。仙対橋に勢ぞろいする順番になりますね。鍛冶町、魚町に囲まれて停車していた府中町のでか山を曳き出すのには テクニックが必要です。挺子で進行方向を調整しながらでか山を曳き出すのは簡単そうに見えていますが、実は大変なんだなーと思って見てみてください。

大地主神社 3 台勢ぞろい

日頃は静寂な大地主神社ですが、でか山が勢ぞろいする時には歩くのも大変なくらいのにぎわいになります。鳥居が手前に見えるように大地主神社側からとらえたイラストになっています。全てのでか山は「とんがり」 (幕に鈴のついている方)を神社に向けて停車しています。

仙対橋 3 台集結

府中町、魚町に続き、鍛冶町のでか山が仙対橋に到着。観衆がでか山を取り囲みにぎわいを演出しています。鍛冶町には木遣衆が曳き手を盛り上げています。魚 町、府中町はすでに到着して長いので木遣衆は乗っていないですね。ディテールにこだわった作品です。鍛冶町のでか山はこの後すぐに魚町方向(画面右上)に 曳かれていくので通りの右上方向に綱を曳く人達が集まっています。